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AWS Community Hero Masanori YAMAGUCHI の 雑なメモ

インフラエンジニアとWeb API

これはhttp://www.adventar.org/calendars/571:Web API Advent Calender 9日目の記事です。

23日目の枠もあるので今回は少しエモい話を書きます。

私はIT業界に入ってから某SIerでネットワーク・セキュリティ(IDS/Firewall)をベースしたセキュリティシステムの構築し、 6年前から今の会社でメールサーバ、仮想化インフラなどの構築に携わり、現在は、クラウドを支えるインフラの構築支援・ それに関わる企画調査など担当してる。(少しぼかして説明するのって以外に難しい)

昔はセキュリティに携わる仕事をしていた事もあって、守る側としてExploitのコードを読んだり、コードを少し書いたり していたが、現在の会社に入ってからは狭義でのインフラエンジニア(サーバ=箱・ネットワーク=箱)として仕事をする 一員となりアプリケーションとは程遠い世界で仕事をしていた。

仮想環境といえばAWSの存在も知っていたけど、何それvSphereの方が手軽でいいやと思って、 使い慣れてるvSphereを触り続けてるだけだった。

そんな僕の意識に変化があったのは、1年ほど前にとあるWeb系の勉強会に参加してからだ。

Web業界のインフラエンジニアの人がスピーカーだったが、同じインフラエンジニアなのに全くやってる事が違う、 勉強会のタイトルがWeb系だったからという事もあるけど自分がやっている事よりも2歩、3歩先を進んでいるという 感じにものすごい衝撃を受けた。

このまま今やっていることを続けてたら自分のエンジニアとしての価値がなくなるのではないか、 という危機意識も同時に強く感じた。

それからJAWS Daysに参加して、Immutable Infrastructureセッションでweb系の勉強会で感じた衝撃と危機は確信に変わった。

このままでは本当にエンジニアとして自分は必要とされなくなってしまう。

その日からchefでの構成管理、デプロイ自動化、githubrubyでの開発などをプライベートの時間で勉強した。そのツールやサービス間の連携はWeb APIだった。

アプリケーション開発だけではなく、インフラ管理、インフラ間の連携がAPI、特にWeb APIで繋がる世界が来ている。インフラCIなんてまさにその通りだろう。 既にエンタープライズに導入されているストレージ、ネットワーク機器の論理的な作業ならWeb APIで実行する機能が備わっている。

本当によくあるSIerとしてのエンジニアの需要が無くなるかというと、そうじゃないかもしれない。でも、僕は現在と比べて相対的な価値は下がる感じている。

ただ1つ確実に言えるのはプログラミングの勉強や開発手法に関わる勉強をしてから視野がとても広がったし、 色んな勉強会に参加して知り合いも増え知見も広がった。 なにより、仕事が楽しくなったし、プログラミング言語でものを作るという事がとても楽しい事である事を知った。

1年前は不安だった世界が今では楽しみで仕方がない。(むしろ今すでに楽しんでいるのかも)

今後の自分への期待も込めて記事に残す。